器材庫とカンファレンス室を
無菌病室に変更したリニューアル工事
静岡県立 静岡がんセンター様
静岡がんセンターはがん診療連携拠点病院であり、血液・幹細胞移植科では骨髄移植等の治療を行う環境として 無菌病室が採用されています。 今回の工事では、既存の器材庫とカンファレンス室を無菌病室2床に改修を行い(無菌治療室管理加算1)、合計6床として、より多くの患者を受け入れるための環境整備を行いました。ここで本事例をご紹介いたします。
リニューアル内容
既存インサート再利用によりアンカー振動ゼロ
上階が病室であったため、天井アンカーの打ち込みが不可であったので、既存アンカー、インサートを利用し天井のユニットを吊り込み、アンカー振動ゼロのサイレント工法にて施工を行い、周辺諸室への影響を最小限に抑えました。
①既存解体後状況
②ユニット天井下地施工状況
③クリーンファンユニット吊込
パネル工法により残材ゼロ
また、他の病室を稼働させながらの改修工事となり、粉塵を工事エリア外に出さないという条件がある中で、陰圧管理はもちろんの事、アイソテックの無菌病室ユニットをパネル組立工法で施工することにより粉塵の発生を最小限に抑え、残材ゼロとしました。
④壁パネル建込状況
⑤仕上パネル取付状況
⑥入口扉設置状況
⑦試運転調整状況
⑧完成
リニューアル前・後
既存の器材庫をリニューアル
既存のカンファレンス室をリニューアル
簡単に設置できるコンパクトなモジュール型無菌病室。
全てが工場製作の為、在来工法より組立が短工期であり、且つ清浄度レベルの高い室内環境が提供可能。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました
今回の無菌病室ユニットは全て工場製作の為、粉塵や残材を最小限とし、尚且つ、短工期での工事を実現しました。
また、改修スペースを最大限利用し、患者様に快適で治療のし易い環境整備をしました。今後も更なる医療環境及びアメニティーの向上を目指し努力していく次第です。
ホームページ掲載に御協力いただき誠にありがとうございます。
この場をかりて御礼を申し上げます。
静岡県立 静岡がんセンター http://www.scchr.jp/